【イベント】殿堂顕彰者の歌を歌い継ぐ第26回 前田憲男の世界

古賀政男音楽博物館内「大衆音楽の殿堂」に顕彰されている作詩/作曲家などにスポットを当て、その作品を楽しむイベントの第26回として「前田憲男の世界」が開催される。

 前田憲男は平成29年に「大衆音楽の殿堂」に編曲家として顕彰。ペギー葉山や雪村いづみをはじめとして、数多くのアーティストの編曲を手掛けその楽曲を鮮やかに彩ってきた。また、ピアニストとしても幅広く活躍し、日本の音楽界の発展に多大なる功績を残したことでも知られている。今回は、氏と深い交友を持つ渡辺真知子、サーカス、田中和音が出演し、氏の素顔と作品の魅力に迫る。

開催:令和5年11月25日(土)
開場:13:30/開講:14:00
入場料:2,000円(指定席制)
会場:古賀政男音楽博物館
東京都渋谷区上原三丁目6-12
お問い合わせ:03-3460-9051(古賀政男音楽博物館)
https://www.koga.or.jp/event/event_160.html

地図:代々木上原駅から古賀政男音楽博物館までの道順

前田憲男(昭和9年12月6日~平成30年11月25日)
幼少の頃より父親から読譜を学び、独学でピアノを習得。高校を卒業するとピアニストとして活躍。昭和55年、「Mr.サマータイム」で日本レコード大賞編曲賞を受賞するなど、アレンジャーの才能を発揮。ジャズやポップス歌手のステージなど、幅広い分野で活躍。「題名のない音楽会」をはじめとして、多くのTV番組音楽を担当。一方で、『前田憲男とウインド・ブレーカーズ』や『トリプルピアノ』などで精力的に演奏活動を行う。東京音楽祭・最優秀編曲賞、ジャズ界の最たる栄誉「南里文雄賞」、日本レコード大賞「功労賞」、第6回「岩谷時子賞・特別賞」など受賞歴も数多い。その高度な音楽理論に裏打ちされた独自の編曲は、国内外で高く評価されている。

渡辺真知子
1977年「迷い道」でデビュー。「かもめが翔んだ日」「唇よ、熱く君を語れ」など、日本のポップス・シーンに残る数々のヒット曲を送り出し、抜群の歌唱力で一躍人気アーティストに。自由自在に声を操る圧巻のボーカルと、ジャンルにとらわれない幅の広さ、大人の表現力でコンサート活動を精力的に続けている。2022年9月、デビュー45周年記念「二雙の舟/カナリア」をリリース。
http://kamome-music.com/

サーカス
1978年「Mr.サマータイム」、1979年「アメリカンフィーリング」が大ヒット。ヴォーカルグループとしての洗練されたハーモニーは各方面より高く評価された。NHK紅白歌合戦など多くの音楽番組や多くのCMでそのハーモニーを披露。コーラスグループのパイオニアとして日本のミュージックシーンに新たな風を吹き込んだ。2013年、現在のメンバーに。2023年、デビュー45周年を迎えベスト盤を発売。
https://soundcircus.co.jp/

田中和音
大阪芸術大学にて前田憲男に師事。2011年に上京。雪村いづみ、ペギー葉山などのステージピアニストとしても活動。また、朝丘雪路の晩年最期のピアニストも務める。作編曲家としては、コンピューターを用いたトラック制作の他、ビッグバンド編成の編曲も数多く、合唱作品等を中心に出版多数。2015~16年、ライムレディースオーケストラの公演にて、編曲・指揮・ピアノを担当、賞賛を浴びる。
http://accelerand.jp/management-artist/tanaka/

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