ザ・サード・コンサート 前田憲男作品集

ザ・サード

74年12月に行なわれたコンサートから、第2部の“前田憲男オリジナル集”を収めた1枚(ちなみに第1部は“デューク・エリントン集”)。ザ・サードは70年に猪俣猛を中心に発足したオーケストラで、前田憲男は音楽監督/鍵盤奏者として参加。ロック時代以後のビッグ・バンド・ジャズ・サウンドに対するひとつの答えを示したといっていいはずだ。伏見哲夫のトランペット、ロック・ギター界のトップを走っていた水谷公生のプレイも輝かしい。(1975年/ビクター)